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生きてると「◯◯ってことか!」の連続。

ポーランド無計画ホームステイの旅④日本がもっと好きになる

この日はサラさんのお誕生日である。お誕生日ということでカトヴィツェにある、サラさんの好きなお好み焼き屋に行こうということになった。スロバキアにはお好み焼き屋はないので、自称元関西人の私は久しぶりにお好み焼きが食べれるのが楽しみでならなかった。着いたのがこちら。

 

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その名も『OKONOMIYAKI YO!』

 

この時点でここは完全に日本人のやってる店じゃねえ!と思ったが。味は食べてみないとわからないのでとりあえず中に入る。

 

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これ見よがしに並ぶ日本のCHOMIRYO!

 

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ビールは美味い

 

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無駄な動きと集中力のなさが気になるシェフ

 

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途中何度もグッチャグチャになるOKONOMIYAKI!

 

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完成!

 

美味い!でもこれはなにが美味いのかというと、完全にソースとマヨだ!絶大なるOTAFUKUの力を感じつつも完食。ヨーロッパに来てから、現地人がやっている日本食レストランに行っていつも思うことは、シェフのスキンヘッド率の高さと髭と、やっぱり日本の味は日本でしか食べられないんだなあということ。稀に、日本人がやってる本格的な日本食のお店もあるけれど、技術が確かでも日本の食材が全て揃っているわけではないから食べられないものももちろんある。

 

そんなことを考えていたらサラさんに用意していた誕生日プレゼントのことをすっかり忘れそうになってた。日本から持ってきた扇子とお箸をプレゼントした。 まったく大したものでもないのに、涙が出るほど喜んでくれて、思いつきで持ってきた物だったけどサラさんに贈ることができて本当に良かったなと思った。

 

スロバキアにも日本の文化に興味を持っている若者はたくさんいて、私はたまたまそういう人たちに出会う機会が多い。皆、私なんかよりはるかに日本を慕っていて愛すら感じる。そういう人に出会うたびに、日本の良い面を客観的に見ることが出来てもっと日本が好きになる。

 

アニメやゲームは、日本の中ではそれ自体は狭い世界だと思われがちな部分がまだあるかもしれない。部屋に閉じこもったりネットの中の人としか関わらないとかそんなイメージがあるからか。でも、それを好きでいた結果、日本語を習得することが出来て、世界中の人と友達になれて、日本に来て働くことができたとしたならこんな広い世界ってないなと思う。私が大きいと感じていたヨーロッパやアメリカが、彼らにとっては狭い。日本から来た二次元世界の方がよっぽど楽しく魅力的に映る、そんな世界を私は知らなかった。

 

サラさんには日本に来て日本の本当の味と、本物の秋葉原にも来てほしい!遠くはないはずのそんな日が楽しみでならない。